社会福祉法人と株式会社の保育園はどう違う?選び方のポイントを解説

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社会福祉法人と株式会社の保育園はどう違う?選び方のポイントを解説

保育園には「社会福祉法人」と「株式会社」の保育園の2種類があります。

今の保育園から別の保育園に転職する時に、必ず条件にあがるのが「株式」の保育園か「社福」の保育園か?という問題です。しかし、自分が働いているどちらか一方は知っているけどもう一方は実は詳しく知らない、というのが現実でしょう。

今回は、社福と株式の保育園の違いやメリットに触れつつ、選び方のポイントを紹介していきます。

具体的に何が違うのか、実はあまり知らない…という人は是非読んで参考にしてくださいね。

社会福祉法人と株式会社の違い

そもそも、社会福祉法人と株式会社の違いをご存知ですか?定義はよく聞くけど言葉が難しくてよく分からないですよね。

簡単に言うと社会福祉法人は、お金目的ではなく地域の活性化を目的としている事業です。例えば、ボランティアセンター・デイサービス・公民館などが社会福祉法人事業です。

いっぽう株式会社は、会社の利益の追求を目的としています。つまり顧客(保育園の場合は、園児)を増やす事を目的としています。ですので、一般企業とあまり変わりはありません。

このように社会福祉法人と株式会社はそれぞれ違う目的で運営しているのです。では、実際に働く上でどのような違いがあるのでしょうか?

「社福」と「株式」、働く上ではどう違う?

目的が違えば、働き方などにも違いが出てきます。ここからは、それぞれの保育園で働く時の違いを解説していきます。

自分が転職したら…と想像しながら読んでみてください。

社会福祉法人はクセが強い?

社会福祉法人は上述のとおり、社会福祉がベースでできています。

私はコンサルタントとしてたくさんの園長さんと会ってきたのですが、社会福祉法人の園長さんは、誤解を恐れずに言うとクセが強い人が多いです。決して悪い意味ではなくですよ。笑

例えるならば、株式会社がチェーン店のカフェ。社福が個人経営のカフェ、といったところでしょうか。システムはしっかりしていないかもしれないけど、なんだかアットホームで暖かい雰囲気を感じます。

社会福祉法人の園は「思い」を持って園をスタートしている人がとても多いんですよね。なので、子どもに対する思いが強かったり、保育士さんに対しても家族のように接していたり、そんなところでアットホームさを感じるのかもしれません。

社会福祉法人のメリット

ここまではあくまで個人の感想です笑、ここからは、客観的に見たメリットやデメリットを紹介しますね。

歴史が長く基盤がしっかりしている

社会福祉法人が経営する保育園は、長年経営している場合が多いのが特徴です。ですので、保育園の基盤がしっかりしていて初心者でも安心して働けますよ。

初任給が比較的高い

社福の園は給料がはじめから高い傾向があります。特に20代の保育士は給料が安くてやってられない…という声もよくききます。他職とい比べてしまうとやや見劣りしますが、保育士業界の中では社会福祉法人の園の方が給料は高めです。

ベテランの保育士が多く安心

創立年数が長いのでベテランの保育士が多い傾向にあります。ベテランの保育士は、その保育園に関する事はもちろん、保育の知識や技術も豊富なので、仕事をしながらスキルアップできますよ!

それぞれの保育園の特色が強い

保育園の経営方針がしっかりしているため、それぞれの保育園が独自の教育理念を持っている場合が多いです。共感できる理念を持っているところを探すようにしましょう。

社会福祉法人のデメリット

新しい事を取り入れにくい

長年経営していると、教育の仕方が固定されている場合がほとんどなので、新しい試みを嫌う傾向があります。ですので、チャレンジ精神が旺盛な方にはあまり向きません。

用具や遊具にお金をかけることができない

営利目的では無いので、授業に必要な物にあまりかけることができません。ですので、手作りの用具を作ることが得意な方に向いています。

福利厚生が不安定

株式会社が経営している保育園に比べると社会福祉が経営している保育園は、地域によって差が大きいので、圧倒的に福利厚生が不安定です。

人間関係に気を遣う

社会福祉の保育園は個人経営・家族経営である事が多いので人間関係に気を遣ってしまうかもしれません。誰とでも上手くやっていけるという人には向いていますが、気を遣う性格の人にとっては多少しんどいかもしれません。これはどの園でも似ているところはありますが…。

株式会社の保育園はお金ばっかり追いかけている?

「株式会社はお金ばっかり追いかけている…!」

と、保育士さんに嫌われていることがある株式会社。その考えはある意味正しいです。お金ばっかり、とはいいませんが、利益を出すことを前提にしているからこそのメリットも受けられるのも事実。

ここではそんな株式会社の保育園のメリットとデメリットを紹介していきます。

株式会社のメリット

福利厚生が充実している

株式会社が運営している保育園は経営母体がしっかりとしているので、福利厚生が充実している園が多いです。

休日や残業についても違法な環境にしてしまうと行政から指導されてしまいます。

また、園を複数持っているからこそ、研修や福利厚生も充実しているといえます。

勤務地を選べる

株式会社が経営している保育園は他店舗展開していることがほとんどです。自分の家から通いやすい園に…なんてこともできちゃいます。

社宅制度がある

社宅がある保育園もたくさんあるので住まいに困ることは少ないです。

なにより社宅だと家賃がかなり安いのが魅力。通常かかる家賃の2~3割で住めちゃうなんて場合だってあるんです。

キャリアパスが描きやすい

株式会社は社福と比べて昇進しやすいです。社会福祉法人は営利目的ではないので、会社が儲かっても他店舗展開することはありません。しかし、株式会社の場合積極的に新しい園をオープンしています。

新しい園ができる度に新しい役職が空くので、希望があればどんどん昇格できるのも魅力ですね。

主任、園長と昇進していくごとにお給料ももちろん増えていきます!

株式会社のデメリット

地方では数が少ない

社会福祉の保育園と比較しても圧倒的に数が少ないのが現状です。そのため、地方の方だと見つかりにくいのです。その背景には、認可されていないことが多いので補助金が少ないという問題があります。

マニュアルが多い

株式会社では多数の園を運営しています。多数の園である程度のクオリティを担保するために、マニュアルがしっかりと用意されています。

もちろん新人のうちはマニュアルが揃っていることに助けられることもあるかと思いますが、だんだん慣れてくると少し枷に感じることもあるようです。

異動の可能性がある

メリットで挙げましたが、株式会社は他店舗展開をしています。勤務地が選べることもありますが、逆に希望していない勤務地に異動することになる、なんてこともあるようです。

希望をしっかりと出していればあまりないケースですけどね。

まとめ:こんな人におすすめ

社会福祉の保育園と株式会社の保育園の違いについてご紹介してきました。

最後に、社会福祉法人・株式会社がどんな人におすすめかをまとめたいと思います。

社会福祉法人がおすすめな人
  • アットホームな環境で腰を据えて働きたい人
  • 普通の園ではなく、特色を持った園で働きたい人
株式会社がおすすめな人
  • 長期的なキャリアパスをしっかりと描きたい人
  • 福利厚生など整った環境で働きたい人
今の働いている園が自分に合ってないなと思ったら、まずは自分には社福と株式のどっちがあっているのか?と考えて見ましょう。
どちらが良い・悪いではなく、人によって向いている・向いていないがあるだけです。より良い職場環境で働きましょう。

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